正社員として働く

WORK
img

"正社員として働く"とはどのようなことなのか?

正社員として就職を希望される人は少なくありません。実際、正社員として働くことには、多くのメリットが存在しています。しかし一方で、それらのメリットについて何となくのイメージしか湧かないという人もいらっしゃるのではないでしょうか。正社員とは、企業に正規雇用されている社員のことです。正社員以外で企業に雇用される場合は、非正規雇用またはアルバイトやパート、派遣社員、契約社員などです。
雇用形態にはそれぞれ特徴と人によってメリットとなる面やデメリットとなる面があります。これから正社員として働きたい人も、迷っている人も、まずは正社員について知りましょう。

Merit 01解雇されにくい

正社員(正規雇用)は、法律によって客観的かつ合理的でない、社会通念上相当でない理由の解雇は無効となると規定されています。そのため、よほどの事情がない限りは解雇されることがなく、安定した収入を得られるでしょう。自らの事情で辞める、あるいは会社が倒産しない限りは働き続けることができます。

flow

Merit 02金銭的に恵まれている

正社員(正規雇用)は、賞与や退職金が支給されるケースが少なくありません。もちろん企業によっても対応が様々なため、契約社員に支給されることもあるでしょう。しかし多くの場合、正社員の支給額の方が高い傾向にあります。

flow

Merit 03キャリアアップしやすい

正社員(正規雇用)は、昇給や昇進のチャンスに恵まれています。勤続年数に応じて昇進という会社もあれば、若くても会社に大きな利益をもたらしたり、プロジェクトを成功させたりすれば出世できる場合も少なくありません。責任ある立場で仕事をしたいという方には向いている雇用形態です。

flow

Merit 04苦楽を乗り越える仲間ができる

正社員(正規雇用)は長期的に会社に所属することになります。そのため、社内には同じ部署でなくとも知り合いが増え、あいさつや言葉を交わすうちに自然と人間関係を構築できるでしょう。同じプロジェクトや業務を行う仲間はことさらに長い時間を共有することとなり、友人のような関係を築けることもあります。

flow

Demerit 01転勤を命じられることがある

規模の大きな会社や業種によっては、転勤があるということも視野に入れなくてはなりません。転勤は会社命令なので、基本的には断れないものです。ご家庭の事情で転勤が難しい場合や、家を買ったばかりで転勤したくないといった事情がある方は、就職活動の際に転勤の有無をしっかりと確かめましょう。

flow

Demerit 02苦手な人でも長く付き合わなければならない

正社員(正規雇用)の場合、メリットでも説明しておりますが、解雇されることはあまりありません。そのため、働くメンバーも部署異動がない限りは一緒です。苦手だと思う人がいたとしても、避ければ業務に支障が出てしまう可能性があります。上司や人事の窓口などにかけあえば席替え程度なら対応してもらえるかもしれませんが、状況は大きく変わらないでしょう。

flow

Demerit 03長期的な休暇を取得しにくい

責任ある仕事や代わりのきかない仕事を任せられることが多いのも正社員(正規雇用)のメリットのひとつです。しかし、そのために長期的な休みを取りにくいという側面もあります。昨今は働き方改革により、有給休暇の取得が義務化されるなど、時代とともに改善されてきてはいるものの取れても数日程度でしょう。また休めたとしても、メールや電話などの連絡は避けられず、休みを満喫できない方も多いようです。

flow

Demerit 04必ずしも希望部署に配属されるわけではない

多くの部署を抱える大規模な企業の場合、必ずしも自分の希望する部署に配属されるとは限りません。「この仕事がしたくて入社したのに…」と、やりたい仕事ができずに思い悩む方もいます。状況を変えるには、希望の部署へ異動できるよう異動願いを出したり、組織に自分の意思を訴え続けたりする必要性があります。

flow

Unsuitable 01献身的に働ける人

企業に勤めている以上、残業は避けることができないものです。その頻度は企業によって異なりますが、いざ発生したら、本来は自分のために使える就業後の時間を仕事に充てなければなりません。自分のミスならまだしも、顧客からの無茶な要望や同僚・部下のサポートで残業をする場面もあるでしょう。そんなときに、仕事を投げ出さず、献身的に働ける人は正社員に向いているといえます。

flow

Unsuitable 02指示に柔軟に対応できる人

例えば、その日のうちに対応しなくてはならない仕事を抱えていたとしても、上司や顧客からの急な指示や要望は無視することができません。これらに柔軟に対応できる人は、正社員(正規雇用)に向いているといえるでしょう。指示に対して都度不満を持ったり、反論したりしてしまう場合には時間をうまく使えず、ストレスを抱え込むことになります。

flow

Unsuitable 03会社の風土を守れる人

会社によって、思想や文化は様々です。例えば、後輩は先輩よりも早く出社する、新入社員が電話に出る、社内恋愛の禁止など、就業規則とは別に暗黙のルールのようなものが根付いていることがあります。中には理不尽ともいえるルールに縛られているケースも…。それを遵守できる人は、正社員(正規雇用)に向いています。社内の風土はその会社にとっての常識であり、調和を乱さないことも大切だからです。

flow

Unsuitable 04切磋琢磨できる人

正社員(正規雇用)で入社するということは、将来的に昇進を目指すことになります。しかし、役職などのポストは数が限られており、必然的に同期や後輩、さらには先輩とも競い合わねばならなくなるでしょう。一緒に働く仲間と互いを磨き合い、ときにぶつかり合うことを楽しめる方は正社員に向いています。

flow

Unsuitable 05人間関係に折り合いを付けられる人

会社には、様々な性格、能力、経験、感性を持った人が集まっています。個性が異なるわけですから、当然合う、合わないは出てくるはずです。しかし、同じ会社で働くということは、同じ目標に向かって協力し合わねばなりません。どんな人であっても、仕事をする上で割り切って付き合える人は正社員(正規雇用)に向いているといえるでしょう。

flow

Unsuitable 01自分を優先してしまう人

今日はこれをやろうと決めていても突発的な対応を求められることがあります。とくにクレームの発生時などは、自分の予定を後回しにしてでもすぐに取り掛かる必要があるでしょう。そんなときに、対応を他の人に頼んだり、自分のミスではないと断ったりする人は正社員(正規雇用)には不向きです。職種によってはチームワークが重視される場合もあるため、ときには自分よりも他者を優先できる協調性を持たなくてはなりません。

flow

Unsuitable 02上昇志向のない人

昇進すれば部下ができ、責任の伴う仕事も増えていきます。そうしたプレッシャーを苦痛に感じる人は正社員(正規雇用)に向いていないでしょう。言われたことをこなすだけなら、パートやアルバイトでも対応できます。正社員は、自分の仕事に責任を持ち、会社に貢献できるよう日々成長する必要があります。現状に満足して、学ぶことをやめてしまうとその先に発展はありません。

flow

Unsuitable 03不誠実な人

当たり前のことですが、遅刻や無断欠勤、サボタージュなどを日常的に繰り返す人は正社員(正規雇用)には向いていません。会社は利益を上げるため、社員に賃金を支払っています。そのため、仕事には熱意と意欲を持って取り組む必要があり、不誠実な行動は歓迎されません。個人の評価が下がるだけならまだしも、他の社員に迷惑をかけ、会社の雰囲気を悪くする恐れもあります。

flow

Unsuitable 03飽きっぽい人

全国各地に拠点を構える大企業などもありますが、正社員(正規雇用)は基本的に同じ事業所で働き続けることになります。販売商品やサービスなどに変化はあったとしても、ベースとなる業務に変化は望めないでしょう。同じ業務を繰り返すことでスペシャリストになる人がいる一方で、新鮮味がないと業務に飽きてしまう人もいます。後者の場合は正社員(正規雇用)よりも、変化にとんだ派遣社員や自営業をおすすめします。

flow